恩師とのお別れ、再会、そして先のこと
7月18日に、東京農工大学農学部農学科園芸学研究室の時の恩師、志村勲先生の告別式に参列しました。体調を崩して入院されるまでは、週に何回か畑や果樹の手入れをされていたとのこと。身体を動かし、植物と関わり、探求されてきた姿勢に、ますます尊敬の念がわきました。
毎年、賀状の返信をいただき、お元気でいらっしゃることが嬉しく、支えにもなっていたので寂しいです。
式では同級生や後輩にも再会し、こうした機会を作ってくださったこともありがたい。それぞれ歳を重ねて、家庭があったり、仕事を変わったりと色々あるけれど、話しているうちに、学生時代の顔が重なって見えてくるような気がするのも不思議でした。同窓会しようね!と声をかけあって。
オフィスで仕事をしていた午後、懐かしい声で電話をいただきました。仕事の先輩であり、さまざまなシーンでお世話になってきた方。共通の知人の近況などを伺い、時間が流れていることを実感し、だからこそ日々を元気に過ごさねばと改めて思いました。明るく、変わらず美しい声でのお話に元気が出ました。
これまでを振り返る年代に入った今、先のことを見ながら、歩いていこうと。
写真は小石川後楽園の蓮の花。
蓮が咲いている時期の週末は、開園時間が早くなっているので、朝の散歩の足を伸ばして鑑賞してきました。
極楽に咲いているようなとイメージされる蓮。この世の美しさと、儚さを表しているよう。歩いていった先に、きっと咲いていると思いながら。